grill KONOMI | グリル木の実

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grill KONOMI物語

東京オリンピックを2年後に控え、日本中が沸き返っていた昭和37年(1962)、小田原にハイカラな西洋料理店「grill KONOMI」が開店しました。

当時全盛期だった日本映画の館主だったオーナーが、車で箱根や伊豆へ来た都会の人たちが立ち寄ることができ、また、わざわざ車を飛ばして来るだけの価値があるレストランをつくろうと思ったのが、そもそものきっかけでした。

オーナー自身がクルマ好きだったこともあり、駐車スペースはたっぷり取りました。支配人には、それまで「大黒館」という茅ヶ崎の映画館にいた桑田久司さんを抜擢しました。

桑田さんは、あのサザンオールスターズの桑田佳祐さんの父君です。もともとは湘南の地方新聞の記者だったそうですが、抜群の行動力を買いスカウトしました。評判を聞いて東京、横浜方面からドライブに来る人や、箱根や伊豆に別荘を持つ人たちが、颯爽と外車で乗りつけて来たといいます。

grill KONOMIのお料理は、「肩ひじ張らずに本物の味を楽しんでいただけたら」というオーナーの理念のもと作られていました。ビーフシチュー、かにクリームコロッケ、ロールキャベツといった料理は、創業時から変わらず引き継がれています。

時は流れ、お客さまも車もすっかり様変わりしました。しかしお店の佇まいは、あの頃の雰囲気を残しています。新しい時代に則したエッセンスを加えながら、誰もが憧れずにはいられない、ハイクラスな小田原の洋食を、「grill KONOMI」は今日も目指しています。

どうぞごゆっくりお召し上がりください。

シェフ

純粋に「美味しい!」と思える料理をお出ししたいと思います。
世代を超えて、喜ばれる料理をめざして。

ホールスタッフ

久し振りにいらしても、ほっとできるサービスを心掛けています。
ご家族の記念日に、是非ご利用ください。